大学生活

【もう困らない!】設計課題を進めていくための5つの手順

建築学生の中で設計課題の進め方で困っている人はいないでしょうか?

僕自身もどうやって進めたらいいかわかりませんでした…

今回はそんな人たち向けの記事になっています!

この記事を読むことによって、

 ・設計課題の進め方を理解することができる

 ・設計をもっと楽しむことができ、もっと好きになることができる

設計の手順をはっきりと理解することによって、
自分の作りたい建築をより緻密に設計することができます。

それでは、設計課題の5つの手順を解説していきます!

①課題分をしっかりと熟読する

当たり前だと思う人がいると思いますが、これが非常に重要です。

どんな敷地なのか、どんな建築をつくればよいか、容積率、建蔽率、構造形態、延べ床面積、建築面積などの条件をはじめにしっかりと確認しましょう。

初期状態を間違えれば採点すらしてもらえないということがあり得ます。

一つの条件も読み飛ばさないよう、課題分を熟読するように心がけましょう。

とは言っても、条件のすべてを記憶しておくことはほぼ不可能だと思うので、

初期段階は常に課題分の書いてある紙を持ち歩くことをおススメします。

そうすれば、どんな建築を設計するか考える際に逐一確認することができます。

後から「この条件忘れてた、、、」とはならないようにしてください!

②敷地調査を行う

敷地調査も先ほどの「課題分の熟読」と同様に設計していく上で重要な段階となっています。

一言でいうと、

敷地調査とは、設計する土地の特性を知り、自分なりに解釈していく作業のことをいいます。

土地の特性を知るとは、

その土地が都会にあるのか、自然の豊かな場所にあるのか、歴史的な建物が並んでいるかなど、

周辺環境がどのような場所なのかの情報を収集し理解していくことです。

例えば、自然の豊かな場所に大都市にあるような高層ビルは似つかわしくないということは理解していただけると思います。

ここに敷地調査の重要性があります。

敷地調査をすることによって、敷地にふさわしくない建築物は設計しないようになります。

敷地調査の仕方はいくつもあります。

代表的なものは、

現地に訪問する方法ネットで情報収集する方法書籍でその土地の歴史的背景を知る方法国土地理院のサイトから用途を調べる方法です。

僕の場合、この敷地調査で得た情報からインスピレーションを受け設計していく場合がほとんどです!

よって、敷地調査は設計において非常に重要な段階です。

③類似施設の事例を収集する

次の段階は「類似施設の事例を収集すること」です。

類似施設の事例を収集するとは、

例えば、美術館設計が課題だったとしたら建築雑誌などで美術館建築をできるだけ数多く調査し、

その計画手法を調べるというものです。

最低、20事例を集めるようにしましょう。

延べ床面積はどのくらいか、各諸室の面積はどのくらいか、各諸室はどのように計画されているか、

アプローチはどうなっているかなど、その建築はどのような空間が構成されているのかを確認する

必要があります。

なんで類似施設を調べる必要があるの~?

いい質問ですね。

その目的はずばり、真似することにあります。

特に初学者にとって1から設計することは非常に困難なことで、どうやって設計したらいいか分からない

人が本当に多いと思います。

そんな人は既存建築を真似することをおススメします。

1から学生が作ることには限界があります。真似することによって、その設計手法を吸収することができ、自分自身の成長に必ず繋がります。

④図面・模型を作成する・エスキスを受ける

図面を作成していくにあたって、エスキスという作業は必要不可欠です。

エスキスとは、自分が考えている建築について先生と討論を交わすことです。

自分の作品を向上させるためにはエスキスは絶対にしなければなりません。

大抵の場合はプランニング(平面計画)を書いたものを使って先生と議論することになることが多いです。

とは言っても、何を聞いたらいいか分からないよ~…

という人が多いと思います。

その質問に対する答えは、「基本的に何でも聞いてよい」です。

エスキスといってもそんな堅苦しいものと感じずに、先生と意見交流する場であると考えましょう。

「このプランニングで破綻しているところはないか」、「柱の幅やスパン割はこれで大丈夫か」、「類似施設が見つからないので教えてください」といった質問でも大丈夫です。

親切に対応してくれると思います。

エスキスって何?

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この書籍がエスキスについて詳しく書いてあります。どのようにエスキスをしていけばよいかをはっきりと理解することができます。

⑤プレゼンシートを作成する

いよいよ最後の段階であるプレゼンボードの制作です。

プレゼンボードとは、④で作成した図面をきれいにレイアウトして自分を作品をまとめたものです。

このプレゼンボードにまとめる作業には2週間かけるのが理想です。

せっかくコンセプトの優れた作品でも相手に伝わらなければ意味がありません

プレゼンボード作成の際によく使うソフトは以下の3つが挙げられます。

    Photoshop

写真や3Dパースを編集する
ことができる。

     Illustrator

図面の線データを編集することができる。

     Indesin

プレゼンボードのレイアウトができる。

建築学生の中で設計の道の進みたいと思っている人はこれらのソフトの勉強は避けては通れない

ので、早め早めから勉強しておくとよいでしょう。

以下の記事でも建築ソフトについて書いてあるので併せてご覧ください~。

【学年別】建築学生がするべきこと3選 2年生編

最後に

設計課題の進め方は

①課題分の熟読

②敷地調査を行う

③類似施設の研究

④図面、模型の作成・エスキスを受ける

⑤プレゼンボードの作成

の手順で行っていきましょう!

建築学生は学校の勉強だけでなく、そのほかのことも勉強する必要があります。

そのことに関しての記事を以下にまとめています。

【初学者必見!】建築学科に入ったらするべきこと5選
【学年別】建築学生がするべきこと3選 1年生編

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