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【建築学生の常識】世界的建築家隈研吾ってどんな人?

みなさん、こんにちは!Kou建Blogを運営しているKouです!

今回の記事では、現在日本人で一番有名と言っても良い建築家、隈研吾さんについて書いていきます!

隈さんが執筆した僕がおすすめする書籍も併せて紹介したいと思います!

それでは、早速いってみましょう!

建築家 隈の経歴

1954年生まれの神奈川県横浜市出身。東京大学工学部学科を卒業し、1979年に東京大学大学院建築意匠修士課程を修了。現在、東京大学特別教授を務めている。

代表的な建築作品としては、上の写真に載せている「新国立競技場」や下の写真に載っている「角川武蔵野ミュージアム」などが挙げられます。角川武蔵野ミュージアムは「YOASOBI」さんが歌番組で使用されていたことでも有名ですね!

隈建築の特徴

隈建築の特徴ですが、簡単に言うと、

木材の使い方が上手すぎる!!!!!!

って感じです(笑)

しかも、そっくりそのまま従来の日本家屋の木材の使い方ではなくて、かと言ってまったく模倣しないというわけでもない。パラパラと周りの環境と馴染むような木材の使われ方がなされています。

ここで一つこのような疑問が出で来るのかと思います。

「隈さんはどうしてこんな木材の使い方をしているんだ???」

僕が初めて隈さんの建築を見たときに木の使い方に魅了され、どうしたらこんな使い方のアイデアが出てくるのかと思いました。もっと思想を知りたいと思い、隈さんの執筆した書籍を何冊か購入して読んでみると、そのように木材を使う必要性が理解できました。

その理由は、「建築と環境の関係性」にあります。

そのことについて話す前に、日本における建物の変遷をお話しする必要があります。

近代において日本では第二次世界大戦の敗戦により建築難に陥り、形式的な建物の建設がとり急いで行われました。その建物は効率的にするため箱のようなのっぺりとしたものである必要がありました。分かりやすい例としては、ビルです。戦後の日本ではビルをはじめとする多くの”箱建築”が建てられました。

その”箱建築”に異議を呈したのが隈研吾さんです。”箱建築”の問題点は、建築と周りの環境を切り離すことにありました。そこで、隈さんは建築と周りの環境との境界を曖昧なものにしようとした結果、このように木材をパラパラと使っているのだと僕は解釈をしています。

隈さんの建築は、目新しすぎてあまり良いと思っていないという意見を耳にしたことがありますが、僕は隈建築はもちろん、隈さんの考える思想、考え方がとても好きです。

冒頭でもふれたようにそんな隈さんの思想に触れることができる書籍を紹介します!!!

まずは「負ける建築」。隈研吾さんが出しているもので恐らくもっとも読まれている書籍です。この記事で触れたことについてもっと深く学ぶことができるだけでなく、どのように建築の歴史が変遷してきたのかという、建築家になるうえで重要な歴史についても学ぶことができます。

次は、「点・線・面」。これは建築と環境の境界を曖昧にするためにはどのような手法が書かれている書籍です!境界を曖昧にする、つまりヴォリュームを解体するためには「点・線・面」を利用して建物を建築する必要があるということが体系的に理解できる書籍となっています!

良ければチェックしてみてください~!!!

まとめ

どうでしたか??おそらくみなさん一度は耳にしたことがあるであろう建築家、隈研吾さんについてまとめてみました!

なにか投稿してほしい記事があればコメントなりInstagramの方にきてもらえたら嬉しいです!!

ではまた!!!!

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